平屋の収納はどれくらい必要?|後悔しない収納計画の考え方
こんにちは、ルーミンの上田です。
今回のブログは間取りの失敗例で収納が足りなかったというケースが多いかと思いますので、平屋の間取りを考えるとき、多くの方が悩むのが「収納」について話したいと思います。
「収納は多いほうがいい?」
「ファミリークローゼットは必要?」
「パントリーはどのくらいの大きさがあればいい?」
「平屋は2階建てより収納が少なくなりやすい?」
家づくりでは、収納について考えることがたくさんあります。
特に平屋は、寝室や子ども部屋、LDK、水回りなど、必要なスペースをすべて1階にまとめます。
そのため、収納をどこに、どのくらい確保するかによって、暮らしやすさだけでなく、家全体の広さや間取りも変わってきます。
今回は、和歌山で平屋を検討している方に向けて、平屋の収納はどれくらい必要なのか、そして後悔しない収納計画の考え方について解説します。
平屋の収納はどれくらい必要?
まず気になるのが、「収納は何畳くらい必要なの?」ということではないでしょうか。
しかし、収納に必要な広さは、家族の人数や持ち物によって大きく変わります。
例えば、
- 家族の人数
- 洋服の量
- 趣味の道具
- 子どもの成長
- 食品のストック
- 季節用品
- アウトドア用品
- 掃除用品
などによって、必要な収納量は異なります。
そのため、単純に「○坪あれば十分」と決めることはできません。
大切なのは、収納の広さよりも「何をどこに収納するのか」を先に考えることです。
「収納は多いほど良い」とは限らない
収納について考えるとき、
「収納は多いほうが安心」
と思う方も多いと思います。
確かに収納が少なすぎると、物がリビングなどに出てしまい、片付けにくい家になる可能性があります。
しかし、収納を増やしすぎると、その分だけ居住スペースが小さくなります。
例えば、
「大きなウォークインクローゼットをつくったけれど、実際にはそこまで洋服がなかった」
「収納をたくさんつくったことで、LDKが狭くなってしまった」
ということも考えられます。
だからこそ、
収納は「量」だけでなく「使いやすさ」と「バランス」が重要です。
平屋の収納計画で大切な5つのポイント
① 何を収納するのかを先に決める
まずは、家の中にある物を書き出してみましょう。
例えば、
玄関まわり
- 靴
- 傘
- ベビーカー
- 子どもの外遊び用品
- 自転車用品
リビングまわり
- 書類
- 文房具
- リモコン
- 子どものおもちゃ
- 日用品
キッチンまわり
- 食品
- 飲料
- 調理器具
- 食器
- キッチン家電
洗面・脱衣所まわり
- タオル
- 洗剤
- トイレットペーパーなどのストック
- 衣類
各個室
- 洋服
- 布団
- 季節用品
このように分けて考えると、必要な収納が見えてきます。
② 「収納する場所」より「使う場所」の近くに収納する
収納計画で重要なのが、使う場所の近くに収納をつくることです。
例えば掃除機を使うのは家の中。
それなのに、掃除機を玄関の奥に収納してしまうと、毎回取りに行くのが面倒になります。
同じように、
- タオル → 洗面所
- 食品 → キッチン
- 子どものおもちゃ → LDK
- 靴・外用品 → 玄関
- 洋服 → 寝室やファミリークローゼット
というように、「使う場所」と「しまう場所」を近づけると、片付けやすくなります。
収納は「どれだけつくるか」だけでなく、「どこにつくるか」が大切なのです。
③ 平屋と相性の良い「ファミリークローゼット」
平屋の収納を考えるとき、選択肢の一つになるのがファミリークローゼットです。
家族の衣類を一か所にまとめて収納することで、各部屋に大きなクローゼットを設けなくてもよくなる場合があります。
例えば、
玄関 → ファミリークローゼット → 洗面 → LDK
という動線。
帰宅して上着や荷物を片付け、そのまま手洗いをしてLDKへ向かうことができます。
特に、
- 子育て中の家庭
- 洗濯物を一か所にまとめたい家庭
- 家族の衣類をまとめて管理したい家庭
などには、相性の良い収納方法です。
ただし、家族の人数や衣類の量によって必要な広さは変わります。
「ファミリークローゼットをつくれば必ず便利」というわけではなく、家族の生活スタイルに合うかどうかを考えることが大切です。
④ 玄関には「土間収納」があると便利?
平屋では玄関まわりの収納も重要です。
玄関に収納したいものは、靴だけではありません。
例えば、
- ベビーカー
- 傘
- 子どもの外遊び用品
- キャンプ用品
- スポーツ用品
- 防災用品
などがあります。
こうしたものを室内に持ち込まず収納できるように、土間収納を設ける方法があります。
特に、外で使うものを多く持っているご家庭では便利です。
一方で、土間収納を大きくしすぎると、その分玄関や居住スペースが狭くなります。
そのため、
「何を入れるための土間収納なのか」
をあらかじめ決めておくと、必要以上に大きくすることを防げます。
⑤ パントリーは「大きさ」より「使いやすさ」
キッチンの収納では、パントリーも人気があります。
食品や飲料、調味料、日用品などのストックをまとめて収納できるため、キッチンをすっきり見せやすくなります。
例えば、
玄関 → パントリー → キッチン
という動線にすると、買い物から帰宅したあと、食品や日用品を収納してそのままキッチンへ向かうこともできます。
ただし、パントリーも大きければ良いわけではありません。
収納するものが少ないのに大きなパントリーをつくると、スペースを有効活用できない場合があります。
普段購入する食品やストックの量を考えながら、必要な広さを決めましょう。
平屋の収納で「回遊動線」をつくる方法
平屋では、収納と動線を組み合わせることで暮らしやすさを高めることもできます。
例えば、
玄関 → ファミリークローゼット → 洗面 → LDK
という動線。
また、
玄関 → パントリー → キッチン → LDK
という動線も考えられます。
収納を単独で考えるのではなく、家の中をどのように移動するのかと一緒に考えることで、毎日の家事や片付けがしやすくなります。
「隠す収納」と「すぐ使える収納」を分ける
収納はすべて隠せば良いというわけでもありません。
例えば、
- 掃除機
- ティッシュ
- リモコン
- 子どものおもちゃ
など、毎日のように使うものは、すぐに取り出せる場所に収納したほうが便利です。
一方で、
- 季節用品
- 来客用の布団
- 使用頻度の低い家電
- 思い出の品
などは、普段あまり使わない場所にまとめてもよいでしょう。
つまり、
「毎日使うもの」と「たまにしか使わないもの」を分ける
ことも収納計画のポイントです。
平屋で収納を増やしすぎるとどうなる?
収納計画では「足りない」ことだけを心配しがちですが、増やしすぎにも注意が必要です。
収納スペースが増えるほど、その分だけ建物の面積を使います。
例えば、同じ30坪の家でも、
収納をたくさん設けるのか、
LDKを広くするのか、
廊下を減らすのか、
個室を広くするのかによって、暮らし方は変わります。
だからこそ、
「収納を増やすこと」ではなく、「必要な収納を必要な場所につくること」
を意識しましょう。
平屋の収納は「今」だけでなく将来も考える
家を建てるときは、現在の持ち物だけでなく、将来の暮らしも考えておくことが大切です。
子どもが小さい時期と成長した後では、必要な収納も変わります。
例えば子どもが成長すると、
- 洋服
- 学用品
- スポーツ用品
- 趣味の道具
など、持ち物が変化していきます。
また、家族構成が変われば必要な収納量も変わります。
そのため、
「今はちょうどいい」だけでなく、「数年後も使いやすいか」
という視点を持って収納を考えることが大切です。
平屋の収納は「収納率」だけで考えない
家づくりでは「収納率」という言葉を聞くことがあります。
これは、住宅の床面積に対して収納がどの程度あるかを見る考え方です。
ただし、数字だけを目安にすると、
「収納面積は確保できているのに、なぜか使いにくい」
ということもあります。
例えば、収納が家の端に集中していたり、奥行きが深すぎたりすると、面積があっても使いにくくなります。
そのため、
収納の「量」+「場所」+「形」+「動線」
まで考えることが重要です。
平屋の収納で後悔しないために確認したいこと
最後に、収納計画を考えるときのチェックポイントをまとめます。
□ 何を収納するのか決めている?
□ 使う場所の近くに収納がある?
□ 家族の衣類をどこに収納する?
□ 玄関に外用品を置く場所がある?
□ 食品や日用品のストック場所はある?
□ 掃除用品をすぐ取り出せる?
□ 季節用品を収納する場所がある?
□ 将来、物が増えることを考えている?
□ 収納を増やしたことでLDKなどが狭くなっていない?
このように考えていくと、自分たちに必要な収納が見えてきます。
まとめ|平屋の収納は「量」より「使いやすさ」が大切
平屋の収納は、「何畳あれば十分」という一つの答えがあるわけではありません。
家族構成や持ち物、暮らし方によって必要な収納量は変わります。
だからこそ、
「収納をどれだけつくるか」ではなく、「何を、どこで使い、どこにしまうのか」
を考えることが大切です。
玄関には外で使うもの。
キッチンには食品や日用品。
洗面所にはタオルや洗剤。
家族の衣類はファミリークローゼット。
このように、使う場所の近くに収納を配置することで、片付けやすく暮らしやすい平屋につながります。
また、収納を増やしすぎれば、その分だけLDKや居室などのスペースが小さくなることもあります。
収納の「量」だけではなく、
場所・大きさ・形・動線
まで含めて考えてみましょう。
和歌山で平屋を建てるなら、収納も間取りと一緒に考えてみませんか?
「ファミリークローゼットは必要?」
「パントリーはどのくらいの大きさがいい?」
「収納を増やしたいけれど、LDKも広くしたい」
そんな収納についての悩みも、家づくりでは大切なポイントです。
ルーミンでは、収納を単独で考えるのではなく、家族の暮らし方や家事動線、間取り全体とのバランスを考えながら住まいを計画しています。
和歌山で平屋を検討されている方は、土地探しや間取りだけでなく、収納についてもぜひご相談ください。